1948-03-31 第2回国会 参議院 財政及び金融委員会 第15号
復興金融金庫の貸出殘高は、二月末現在ですでに五百四十四億圓を突破いたしておりまして、これが所要資金は政府拂込金竝びに債券發行によつて調達してまいつたのであります。政府繰込金は、設立當初拂込を得ました四十億圓の外、本年の月及び三月の債券償還のために各十五億圓づつ合計七十億圓に相成つておるわけであります。
復興金融金庫の貸出殘高は、二月末現在ですでに五百四十四億圓を突破いたしておりまして、これが所要資金は政府拂込金竝びに債券發行によつて調達してまいつたのであります。政府繰込金は、設立當初拂込を得ました四十億圓の外、本年の月及び三月の債券償還のために各十五億圓づつ合計七十億圓に相成つておるわけであります。
あとの殘りは債券發行及び補償等によつてやらしたい、かように考えておるのであります。そういう場合にそういう資金を有效に供給する場合におきましても、一旦供給しても、それが適正に使用されておるかどうか、こういう監査をする。これは復金でもその機構を設けまして、もつぱら監査に當らしたのであります。
第二・四半期におきまするところの債券の發行の關係を申し上げますと、債券發行の餘力を見ますと、資本金額が五百五十億でございますので、政府の拂込四十億を除きまして債券の發行高が二百五十九億ということになるわけでございます。
それからなお債券發行ということだけでなしに、保證の點もございますので、これも極力保證によつて、それはこの企業再建整備とか、あるいは經濟力集中排除等によりまして、有利な事業と將來は見られるものも、なお今は今後の見透しがつかぬために、普通金融機關で融通ができない點が多々あるのでございます。そういう場合には復興金融金庫の保證のもとに、普通の金融機關がこれを貸出す。
現在は二百八十億弱ぐらいの殘がありますので、つまり百八十億くらいを保證と債券發行で行こうということになるわけでございます。
なお殘りは保證であるとか、あるいは債券發行というようなことによつて、資金の調達をさせていく。しかも保證は市中で蓄積された資金によつてやらせる。そうして債券發行は、今までは賣れ殘りの大部分というものが、日銀引受けになりましたが、金融機關の共同引受その他適當な方法によつて、極力市場消化という線にこれを切りかえまして、日銀の兌換券が増發されないような措置を十分講じたい。
それから只今のお尋ねでありまするが、ちよつと私のお答えが間違つておりましたから訂正いたしまするが、債券發行は未拂込資本金の額によるということに相成るわけでありまして、この未拂込資本金の額が殘らない現在におきまして出資をするというのは、法的にちよつと困難な事情もあるのであります。是非その債券の發行限度を付けて置く必要があるという事情があるのであります。
復金のこの資金というものは、拂込資本額とそれから債券發行の額と、この二つから成つておるのであります。從いまして只今は二百五十億圓の資本金である。そこへ持つて來まして四十億圓の拂込がある。そこで未拂込金が二百十億圓殘つておる。二百十億圓に對しまして二、三億の差額がありまするが、殆んど全額債券を發行しておる。從つて債券發行額と資本金の額を合せますと二百五十億圓近くなつてをる。
長期の金融機關によつてこれを當らしめるということになりますと、普通の金融機關がいたしておりますように、預金を吸收して長期の貸出をするということは、この貸出業務と受信業務との間にアンバランスを起すおそれがありますので、それはよろしくないのでありまして 〔島田委員長代理退席、委員長著席〕 そこで主としてそういうような長期の事業金融をするものにつきましては、債券發行の特例等を認めまして、資金を長期的
これは實は普通の資本金というものと違いまして、資本金の構成は、政府の出資金と、債券發行と、復興金融金庫が一般の金融機關が貸出をする場合に保證する、その保證と、三つの部分から成り立つておるのであります。そうして政府の出資だけが一般豫算の面に上つてくる、かような次第であります。從來は實は一錢二厘の短期債、一年の割引債券を發行いたしておるのであります。
御承知のように復興金融金庫は當初百億圓の資本金を以て出發いたしたのでありまするが、産業資金の需要の増加と共に、去る四月一日これを二百五十億圓に増額いたしますると共に、これが所要資金は、設立當初政府によつて拂込をせられました四十億圓の外、残額二百十億圓の未拂込資本金の限度内におきまして復興金融債券の發行によつて調達して参つたのでありまするが、すでに今日債券發行額は限度一杯に達しましたので、ここに今後の
御承知のように復興金融金庫は、當初百億圓の資本金をもつて出發したのでありますが、産業資金の需要の激増とともに、去る四月一日これを二百五十億圓に増額いたしますとともに、これが所要資金は設立當初に政府によつて拂込を得ました四十億圓のほか、殘額二百十億圓の未拂込資本金の限度内において、復興金融債券の發行によつて調達してまいつたのでありますが、すでに今日債券發行額は限度一ぱいに達しましたので、ここに今後の所要資金
そして資金は日銀その他にも預け入れてもありますし、債券發行も準備いたしておりますから、それはただ比喩的に申したに過ぎないと思うのであります。
○栗栖國務大臣 復興金融金庫は資本金が二百五十億圓に相なつておるのでありまして、そうしてそれは政府出資と債券發行と、それから一部保證して民間の銀行へ貸出をしております金額を合わせて、大體二百五十億はすべて使用することに相なるのであります。そこでさらに三百億の増資をいたしまして、そうして總資本を五百五十億と、こういうことにいたしたいと考えております。
この三百億新規の資金を集めまして、これによつて賄いをつけて行くわけでありますが、併しこの三百億の中で、債券發行とか、或いは復興金融金庫の保證の下に、地方の共同融資、その他によつて賄えるものが相當あると見込まれますので、そういうもので相當部分を賄わし、殘部だけを政府出資として賄いたいと、こういうように考える次第でございます。